鹿島アントラーズの高卒ルーキーMF荒木遼太郎(18=東福岡)が、広島との開幕戦に出場する可能性が高まった。

22日、鹿嶋市内で前日練習に参加。リーグ開幕戦に高卒ルーキーが出場すれば、クラブではDF内田篤人(31)以来14年ぶりの快挙。公式戦2戦連続完封負けの現状に、荒木は「なかなか得点できていないので、チームとして積極的に狙っていきたい」と息巻いた。

早くもチームの切り札になりつつある。途中出場した16日のルヴァン杯名古屋戦後、指揮官から「チャンスが増えた。違いを示した」とたたえられたが「決めるところで決められず、悔しい気持ちが大きい」と荒木。向上心は人一倍だ。

内田がデビューした06年の開幕戦も相手は広島だった。内田はフル出場で4-3の勝利に貢献し、その後日本代表でも一時代を築き、W杯も経験した。荒木は「100%を出せる準備はしてきた」。活躍するイメージは、頭の中にできあがっている。