J1清水エスパルスの頼れる男が約3週間ぶりに戻ってきた。クラブは6日、静岡市内で約1時間半の練習。左もも裏の負傷で別メニュー調整を続けていたMF竹内涼主将(28)が合流し、フルメニューを消化した。先月16日のルヴァン杯川崎F戦で負傷。先発出場も痛みを感じ、途中交代を自ら願い出た。「昨年も痛めた箇所だったが、思ったよりも軽傷で済んだ」と胸をなで下ろした。

先月23日のリーグ開幕・東京戦は、昨年5月の川崎F戦以来となるメンバー外。スタンドから戦況を見守った。逆転負けを喫したが、攻撃的なスタイルにかじを切ったチームの確かな変化を感じ取った。「考えは統一できている。前へ出て攻撃する姿勢が見えた」と振り返った。リーグ再開は、18日のホーム横浜戦を予定。「中断中なので焦らずにやっていきたい」。公式戦復帰に向け、徐々に状態を上げていく。【古地真隆】