ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(35)が21日、座禅で精神集中した。

神戸はこの日の練習後、トルステン・フィンク監督(52)の発案で「座禅体験」を実施した。同監督が今年2月末に京都の両足院(りょうそくいん)を訪ね、座禅を体験したことがきっかけ。フィンク監督は「座禅はチームのハーモニーを奏でるためにとても良く、選手自身が自分を見つめることにより、チームがひとつにまとまるいい機会になると感じた」とし、「チーム全体でひとつのことをやることに意味がある。直接チームワークが上がるわけでもないかもしれないが、全員のスピリットが上がると思っている。一致団結してシーズンに挑むためにも、この座禅体験は大きな意味がある」と意図を説明。両足院の伊藤東凌副住職を招き、全選手が参加した。

イニエスタは「座禅は初めての経験でしたが、とても楽しくできました。慣れていないのであぐらを組むのは少し難しかったですが、1度奥さんと一緒に体験しに行きたいです。子どもたちをおいていかないといけないと思うのでしばらく時間がかかるかもですが、タイミングを見てぜひ訪れてみたいです」と日本の文化に心酔していた。