川崎フロンターレが途中出場した「東京オリンピック(五輪)世代コンビ」の活躍で2試合連続で逆転勝ちし、クラブタイ記録の6連勝で首位の座を守った。

まずはMF三笘薫が自慢のテクニックを見せた。DF山根視来の2戦連発となる古巣への恩返し弾で同点に追いついて迎えた同33分、相手ボールを奪うと自らドリブルで仕掛けペナルティーエリア内へ。スピードを落として右に切り替えてDFをかわし、空いた股下を射抜いてゴール左隅に沈めた。川崎Fユース出身。憧れの等々力でプロ初ゴールにも「ふわっとした感じというか実感があまりなかったけどとにかく6連勝に貢献できてよかった。もっともっと結果にこだわっていきたい」と表情を引き締めた。

後半43分には、3分前にピッチに立ったMF田中碧が今季初ゴールでダメ押しし、5試合連続3得点以上のクラブ新記録も達成した。リーグ再開後は過密日程にも分厚い選手層で6戦全勝、20得点6失点。圧倒的な強さで首位を快走する。