7月から8月にかけて7連勝を飾った鹿島アントラーズが、ここにきて2連敗と足踏みしている。

前節はホームで大分トリニータに敗れた。敵地パナスタに乗り込んだ鹿島は、20本のシュートを放ちながらも決定力を欠き、2試合連続で零敗した。

MF土居が右足首の負傷から復帰し、DF犬飼が出場停止を挟んで戻ってきた。前節から中5日が空き、万全のコンディションで臨んだはずだったが、FWエヴェラウドら前線の選手が不発に終わった。

最終ラインから何度も前線にくさびのパスを送り、セットプレーの流れでもチャンスをつくったDF関川は「DF陣が無失点で終えれば負けはない。その中で自分たちがセットプレーを決められたらもっと良いチームになると思うし、取れないのが今の僕たちの弱さ」と、チームを助けられなかったことを悔やんだ。

鋭いインターセプトでチャンスを演出したMFレオ・シルバは、「チームのパフォーマンスは満足いくものだったが、結果が伴わなかったので寂しく思う。そういう日もあると考えるしかない。次に向けて準備したい」と、1週間後の横浜FC戦に向けてすぐに切り替えた。