最下位のベガルタ仙台は仕切り直しの一戦を落とした。シュートは前半に放った1本のみに終わり、J1リーグ戦でクラブワースト2位となる直近14戦未勝利(4分け10敗)。20日にMF道渕諒平(26)が知人女性への暴行報道で契約解除になってから初の試合も、名古屋になすすべなく敗れた。

何度もゴールに迫られながらもGKスウォビィクが立ちはだかり、前半は0-0で折り返したが、後半20分に均衡を破られた。その後、FW赤崎、FW山田、MFクエンカら攻撃の交代カードを切り、反撃を試みたが見せ場は作れず。

14日の横浜FC戦はシュート2本で引き分け、今節は同1本での敗戦。木山監督は「現状の中で簡単に打開できる問題ではないのかもしれない。攻撃の回数を増やすための前段階のプレーの質を上げることもそうだが、より守備の強度を上げ、いい形でボールを取る回数を増やすのも必要」と答えるのがやっとだった。