セレッソ大阪の本拠地で現在改修中の「ヨドコウ桜スタジアム」(長居球技場)が23日、サポーターに一部開放され、見学イベントが行われた。

大阪市東住吉区にある同スタジアムは「桜スタジアム建設募金団体」が寄付金を募り、現在約36億円まで集まり、3月13日で締め切られる。収容は約2万5000人。ピッチと観客席の距離が最も近い場所で、約5・7メートルと臨場感では国内屈指だ。C大阪のサポーター席には「OSAKA」の文字が刻まれている。

試合開催日以外で、今春には専門学校の入学式で使用されることが決まった。結婚式や成人式にも使え、多機能スタジアムとしても期待されている。

改修工事は3月に終了予定で、6月19日のC大阪-徳島ヴォルティスのJ1リーグ戦が初の公式戦開催となる。会場名は鉄鋼メーカー「淀川製鋼所」(大阪市)が命名権を取得し、「ヨドコウ桜スタジアム」になることが決まっている。

同じ長居公園内にある従来の本拠地ヤンマースタジアム長居は、約4万7000人収容と大きさでは国内有数。