26日のJリーグ開幕に先立ち24日、開幕戦で対戦する鹿島アントラーズFW上田綺世(22)と清水エスパルスGK権田修一(31)がオンラインで合同会見を行い、3年ぶりに再会した。

2人は18年12月、日本代表合宿でともにプレー。上田は当時、法大在学中で、トレーニングパートナーとしてアジア杯直前の日本代表の国内合宿に参加していた。権田は画面で上田の姿を見るなり「上田くん、久しぶり。すっかりビッグになっちゃって」と声を掛けた。

権田は昨季10得点と飛躍した上田の印象に「ストライカーでゴール前の動きだし、ゴールへの執着は僕も対峙(たいじ)して脅威を感じていました。(シュートの)バリエーションも多いし技術もしっかりした選手」と振り返り「個人的には、一緒にやっているので、うちの試合以外で頑張って欲しいなと思います」とエールを送った。代表の先輩からの賛辞に、上田は「当時大学生で何も出来なかった印象があったので、覚えていただいているか不安でしたが、覚えてもらえていてすごくうれしい」と笑みをこぼし「シュートストップ、ビルドアップもクオリティーの高さを感じさせられた。当時、何も出来なかった分、権田さんにいいシュートを打ちたいなと思います」と成長した姿を見せることを誓った。

清水は今季からロティーナ監督が就任し、新加入選手も数多く加入した。上田は「去年と同じようにはいかない。僕らも去年以上のパフォーマンス、何か違う物は出さないと勝つと言うことは簡単ではない」と気を引き締め、権田は「ここ数年、チームの結果が振るわなかったけど、エスパルスは今までと違うんだよ、というのを最初の試合で見せたい」とスタートダッシュに意欲を見せた。