ベガルタ仙台が残留争いのライバル大分トリニータに競り勝った。ホーム518日ぶりの勝利を挙げた1日の柏レイソル戦以来4試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。仙台は前半5分、FW西村拓真(24)がFW赤崎秀平(29)のスルーパスに抜けだして、左足で幸先良く先制。同12分、昨季まで仙台に在籍していた大分FW長沢駿(32)がこぼれ球を押し込んで同点とする。その後、大分ペースで試合が進んだが、後半30分、仙台は途中出場の大卒ルーキーMF加藤千尋(22)が右クロスからのヘディングで勝ち越しゴールを奪った。

手倉森誠監督(53)は「一進一退のゲームを劣勢から攻勢に変えた中で、代わったメンバーの任務遂行力がものすごく良かった」と途中出場の加藤らを評価。ルヴァン杯を含めるとユアスタでは今季3勝目となり、「ここからサポーターとともに負けないスタジアム、ユアスタで勝利を積み重ね、常勝ベガルタをみんなで作り上げていきたい」と力を込めた。