J1清水エスパルスは2日、ルヴァン杯プレーオフ第1戦・ホーム鹿島アントラーズ戦(アイスタ、午後7時)に臨む。

1日は静岡市内で最終調整。約2時間にわたり汗を流した。9年ぶりに1次リーグを突破。ロティーナ監督(63)は「重要な公式戦の1つ。どの瞬間も無駄にできない」と目を光らせた。現在リーグ戦は約3週間の中断期間中。布陣について指揮官は「それほどリーグとの兼ね合いは考えずに済む。バランスを見てメンバーを送り出す」と話した。

GK永井堅梧(26)が、ゴールを死守する。「上を目指さなければいけない」。今季リーグ戦全試合フル出場のGK権田修一(32)が、日本代表活動のためチームを離脱中。これまでルヴァン杯全6試合先発の永井に、プレーオフでも白羽の矢が立つことが濃厚だ。鹿島戦に向けて「球際で負けないこと。GKとしては、最後の部分を守りきる。無失点に抑えて次につなげたい」。アウェーゴール数が勝敗に関わる可能性もあるだけに、完封は大きな意味を持つ。6日の第2戦(鹿島ス、午後3時)へ、良い形でつなげたいところだ。

プレーオフは、1次リーグを突破した8チームで、ホーム&アウェー方式で実施。勝った4チームが、アジア・チャンピオンズリーグ出場の4チームが登場する、プライムステージ準々決勝に進出する。【古地真隆】