静岡県勢は男女そろってベスト4に進出した。男子の静岡学園は1-0で大津(熊本)に完封勝ち。FW持山匡佑(きょうすけ、3年)の今大会4点目が決勝点となり、10年ぶりに準決勝へ駒を進めた。女子の藤枝順心(東海1位)は1-0で東海大福岡(九州1位)を退けた。1年生ストライカーのFW久保田真生(まお)が決勝ゴール。3年ぶりの4強入りを果たした。

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静岡学園が、初優勝まで残り2勝に迫った。0-0の前半34分、MF古川陽介(3年)が左サイドをドリブル突破。鋭い切り返しを繰り返して相手を振り切り、ゴール前へピンポイントクロスを送った。最後はエリア内でフリーの持山が、高い打点のヘディングでたたき込んだ。「始めはニアを狙っていたが、(古川の)体勢を見てファーサイドへ流れた。必ずチャンスがくると思っていた」と胸を張った。高い個人技と決定力の融合。静学らしさの詰まったゴールで、プレミアリーグWEST所属の強敵を破った。

持山は18日に18歳の誕生日を迎えたばかり。同日の3回戦・大阪桐蔭戦(2○0)では、得点を挙げられなかったものの、1日遅れのバースデー弾を自ら決めた。「守備陣が無失点で抑えていたので、頑張りに応えることができた」と振り返った。今大会4試合で4得点。ストライカーとして、堂々たる活躍を続けている。

21日の準決勝は、優勝候補の青森山田と対する。プレミアリーグ勢との連戦となるが、選手たちの気合は最高潮だ。持山が「強い相手だが、勢いにのみ込まれず、自分たちらしいスタイルを貫きたい」と話せば、古川も「高校サッカー界では横綱のような存在。倒して日本一になりたい」と続いた。強豪との大一番を制して、10年ぶりの決勝進出を決める。【古地真隆】