J1セレッソ大阪の小菊昭雄監督(46)が31日、同日に約10年ぶり復帰が発表された元日本代表MF乾貴士(33)へ期待を込めた。

ルヴァン杯準々決勝第1戦のガンバ大阪戦(9月1日、ヨドコウ)に向け、最終調整後にオンラインで取材対応。スペインでプレーしてきた乾は、最短でG大阪とのルヴァン杯準々決勝第2戦(9月5日、パナスタ)が復帰戦となる。7月以降は主に関西で調整しており、小菊監督は「貴士は持ち前の明るさでチームを引っ張ってくれている。コンディションもすごくいい状態」と太鼓判を押した。

小菊監督は過去にコーチとして乾と接し、今回、その魅力を再確認している。

「プレーヤーとしての実績、センス、そういうところは申し分ない。私自身も力強く思っている。乾貴士という1人の男が、すごく魅力的で明るいですし、常にチームメートの雰囲気を良くして、気配りができる人間性。そういった意味でも、チームに還元してくれると思います」

レビークルピ前監督が成績不振で契約解除となり、監督としての指揮は、まだ1試合を終えたばかり。信頼する教え子の存在も力に、愛するセレッソを共に押し上げていく。【松本航】