J2のFC町田ゼルビアは24日、クラブ史上初めて大学3年時点で入団が内定しているFW平河悠(20=山梨学院大3年)が、特別指定選手に認定されたことを発表した。

「特別指定選手」とは、高校や大学に所属したままJリーグの試合に出場することを認められた選手のこと。平河は卒業後の23年度に加入予定だが、今季からリーグ戦に出場することができる。

オンラインで記者会見を行った平河は、「特徴であるオフザボールの動きだし、ゴール前での攻撃力など、攻撃面で活躍できるよう頑張っていきたい」と決意を新たにした。

町田としては「すぐにでも来てほしい」(三島強化部長)というが、山梨学院大が東京都1部のリーグ戦の最中とあり、「どういう形で来られるかは調整中」だという。

佐賀東高時代にはサイドハーフを務めていた平河。サンジロワーズMF三笘薫のドリブルや、セルティックFW古橋亨梧の動きだしの動画をよく見て、勉強しているという。

三島強化部長も「うちにいないタイプ。得点も取れて、チャンスメーカーでもあり、スピードのあるドリブラーだと思う」と、20歳に大きな期待を寄せた。