ヴィッセル神戸FW大迫勇也(31)が負傷で当面は離脱することになった。三浦監督は15日、16日のホーム福岡戦に向けた取材対応で「(この2週間で故障者が)徐々に復帰しているが、代表参加の大迫のけがは少し残念に思う」と説明。しばらくの離脱か、と問われると「そんな感じです」と無念の表情を浮かべた。

けがの詳細は明かさなかったが、右脚の可能性が高い。日本代表で臨んだ12日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦の後半10分にゴール前で相手と激しく接触し転倒。その数分後、右脚付け根か右大腿(だいたい)部付近を自ら指さして異常を訴えていた。結局は同16分に途中交代した。

今予選全4試合に先発して1得点。決定機を外す場面もあったが、森保監督からの信頼は厚く、11月に再開される同予選の11日ベトナム戦、16日オマーン戦の敵地2連戦でも大黒柱に期待されている。

それまでに神戸ではJ1で4試合があり、負傷の程度によっては欠場が長引き、日本代表の活動に影響を与える可能性がある。今夏にドイツからJリーグに約7年半ぶりに復帰した大迫は、神戸では6試合1得点と調子を上げていた。