清水エスパルスは残留を争うライバルとの直接対決で手痛い黒星を喫した。柏に0-1で完封負け。またしても今季初の連勝を逃した。

ゴールが遠かった。後半8分に先制点を献上。その後は失点を取り返すべく、猛攻を仕掛けた。同34分、途中出場のMFベンジャミン・コロリ(29)がネットを揺らすもオフサイドの判定。相手を上回る12本のシュートを放ちながらも、最後までゴールは生まれなかった。決定力を欠き、今季11度目の完封負け。特に後半は圧倒的に攻め込みながらも逃げ切りを許し、コロリは「リズムは良かった。負けに値する内容ではなかった」とうなだれた。

次節は24日、首位の川崎Fと対する。現在リーグ15位で、降格圏17位以下との勝ち点差はわずか「4」。上位チームとの対戦を残しているだけに、気の休まらない状況が続く。【古地真隆】