鹿島アントラーズがFW上田綺世(23)のプロ初の3戦連続ゴールなどで東京を下し、来季ACL出場圏の3位以内へ望みをつなげた。

日本代表の森保一監督(53)が視察する中、上田は後半20分に左足でネットを揺らし自己シーズン記録も13得点に更新。初の3戦連発には「あまり意識していなかった」と苦笑しながらも、直近で8戦7発の量産。「安定した出場時間と毎試合の課題克服、自分の意識の転換が大事なのかな」と話した。

2日の前節は最下位の横浜FCに敗れ、サポーターの怒りが爆発。上田は「暴動は良くない」としながらも「僕らは選手として現状を変えられるが、一番遠いのはサポーター。今の感情だと思う」と理解を示した。「相馬監督からもあったように準備期間に何が何でも勝つことをやろう、とやってきた」と続けた。

27日の天皇杯・川崎フロンターレ戦へ「この先の鹿島につながるタイトルを絶対にもぎ取りたい」と誓った。