今季限りで現役を引退するセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)が、ホーム最終戦となった試合後、サポーターの前で引退セレモニーのピッチに立った。サポーターの観客席をバックにピッチ上で記念撮影した。家族からの花束贈呈もあった。

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最後のあいさつで、大久保は「まずは今日も最後まで熱い声援を本当にありがとうございました。久しぶりに豪快にシュートを外したが、これがFWの宿命。久しぶりに楽しくサッカーをさせてもらった。苦しい展開だったが、勝ててこのようなセレモニーをしていただき、最高です」と熱いメッセージを送った。

大久保はこの日の名古屋グランパス戦で9月26日鹿島アントラーズ戦以来、6試合ぶりに先発。得点機でシュートを外し、ノーゴールに終わった。J1通算は476試合191得点。最多得点記録は更新できなかったが、全力プレーで会場を沸かせ、仲間がドラマ的な逆転勝ちを収めた。

「(大久保)嘉人は気持ちも状態も最高の状態。勝利するためにメンバーを選んだ」と小菊監督は、信頼して背番号20を起用した。

C大阪の最終節は12月4日の敵地、清水エスパルス戦になる。その後は準決勝に進んだ天皇杯が最後の大会になる。