日本最古の高校選手権には、多くの記録と記憶が刻まれてきた。日本サッカーとともに歩んできた大会を振り返る「高校サッカー百年史」。オールドファンには懐かしく、若い世代には新鮮にも感じられる話題をお届けする。

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関東第一が初の準決勝に進出した。静岡学園の魅力的な攻撃サッカーが国立で見られないのは残念だが、最後まで集中力を保ち数少ないチャンスを生かした関東第一の勝負強さはさすがだ。

83年度から毎年2校が出場している東京勢だが、実は帝京以外の成績は決してよくない。過去6回の優勝は、すべて帝京。15年度準優勝の国学院久我山は帝京以外では32年度の青山師範(現東京学芸大)以来83年ぶりの決勝進出だった。76年度からの首都圏開催で、帝京、国学院久我山以外の4強は78年度の本郷と88年度の暁星だけ。三鷹、修徳、駒大高がベスト8の壁に国立行きを阻まれた。

帝京の優勝6回は、関西大会時代を含む11回の御影師範(兵庫)に次ぎ、戦後では国見(長崎)と並ぶ最多記録。関東第一が帝京に続く「東京の雄」になれるかは「聖地」国立での頑張りにかかっている。

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