鹿島アントラーズがDF三竿健斗(25)とFW鈴木優磨(25)の得点でヴィッセル神戸を下し、今季初の連勝で3位に浮上した。鹿島はスイス人指揮官レネ・バイラー監督がこの日に入国。次節の19日湘南ベルマーレ戦から指揮を執る予定。この日まで監督代行を務めた岩政大樹コーチは、リーグ戦ラストマッチを白星で飾り、3勝1敗の好成績でバイラー監督へバトンを渡す。

試合後の岩政コーチの主な一問一答は以下の通り。

-総括

岩政コーチ 「2-0というスコアは目指していたものでしたので非常に良かった。僕が最後で、連勝して引き渡したいということも達成してくれた」

-リーグ戦は最後。鈴木優磨選手が得点後に駆け寄って抱き合った

岩政コーチ 「連勝で終わらせたいという気持ちに、みんなが応えてくれたのはうれしかった。(鈴木)優磨を筆頭に、僕への接し方は非常に難しかったと思います。新しくコーチとしてきて、そこから監督代行みたいな役割。どちらの立場で接するのか。僕もそうですけど、彼らも戸惑って難しかったが、みんなが付いてきてくれて楽しそうにサッカーをしてくれた。その結晶として勝ち点につながった。優磨のパフォーマンス、指導者としてうれしい瞬間でした」

-監督代行としては短かった?

岩政コーチ 「長い長い。数えたら、50何回練習しているから、数えたら」

-開幕戦に勝って寝られると。連戦で眠れなかったか

岩政コーチ 「毎日、眠れててないです。目はつぶるんですけど、数時間おきに目が覚めて。今日も何度か緊張でトイレに行った」

-指揮した間のチームの成長は?

岩政コーチ「まだまだ。自信を持って、(相手の)プレスを外すサッカーをしたかったがそこまで至らなかった。彼らが新しいサッカーに前向きに取り組み、楽しんでくれて、僕の言葉をしっかり消化してくれて新しくサッカーをつくっていく気概を持って取り組んでくれた。一体感は作れたかなと思っています」