鹿島アントラーズのバイラー監督(48)が18日、ホームでの19日湘南ベルマーレ戦に向けオンライン取材に応じた。13日にチームに合流し、湘南戦がリーグ初陣。ホームでのお披露目となる。指揮官は「選手には立ち上がりから勝ちたいという気持ち、姿勢を示してほしい」と期待を寄せた。

15日はルヴァン杯を指揮し準備期間が短い中、練習ではプレーや判断のスピードアップ、スプリントの重要性などを意識付けてきた。実際に、ベルギーのアンデルレヒト、エジプトのアル・アハリではチームを短期間で優勝に導いており、周囲からの期待も大きい。だが、指揮官は「急激に今日明日、良くなるわけではない。僕は魔法を持っているわけではないので、急激に変わることはないでしょう」と現実も分かっている。

「現代サッカーでは、短期的な結果を求め忍耐力、我慢ができない。だが、僕自身はそこを我慢してもらって、最善のことを取り組む。将来的にいい成果を皆さんとともに、出すことが出来れば」と長い目でのチーム改革を掲げた。