柏レイソルの20歳の守護神、GK佐々木雅士が4日、京都サンガ戦(6日、サンガS)で4試合連続完封勝利を狙うと口にした。パリオリンピック(五輪)世代で、韓国代表GKキム・スンギュが今夏に移籍後、正GKとして柏のゴールを守っている。

6月25日の横浜F・マリノス戦では4失点。そこから3連敗を経験したが、横浜戦を機に、守備ラインの上げ下げのコーチングの意識が変わったという。「横浜戦をコーチと振り返りながら反省点が出た。特にDFラインを下げさせないことを意識して。今まで、意識してこなかったことだった」。

その後、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスに敗れ、3連敗を喫したが、コーチングの手応えはつかみかけていたという。

7月10日のサガン鳥栖戦を1-0で制すと、そこから3試合連続無失点勝利に貢献。「自分が出始めて3連敗しましたが、その後、3試合勝てたのは自分の価値を示せたと感じます。くらべたり、気にはしたらダメだけど、スンギュさんが今季、素晴らしい結果を残して(移籍で)いなくなった。スンギュさんがいないから(成績が)下がったねとは言われたくないと思っている」と負けん気をあらわにした。

京都戦には悔しい思いがある。5月18日のルヴァン杯1次リーグの最終節で戦い、0-1で敗れ1次リーグ敗退が決まった。

会場には家族や親戚が応援に来てくれたが、勝利を届けられなかった。「あの試合で負けて敗退が決まった。2年連続で敗退で責任を感じましたし、そういう意味でもまた、別の大会ですけど勝ちたいなと思っています」とリベンジを誓った。