ジュビロ磐田は今季2度目の3連敗を喫し、最下位から抜け出せなかった。

ヘッドコーチから昇格した渋谷洋樹(ひろき)新監督(55)の初陣は、前半19分に失点。その後は粘り強い守備で追加点を与えなかったが、得点を奪えなかった。攻撃陣は最近8試合でわずか1得点。浮上の兆しは見えてこなかった。今季は残り8試合。J1残留を目指すチームの状況は、さらに厳しくなった。

▽磐田の渋谷監督 多くのサポーターが来てくれたのに、勝利を届けることができず、非常に申し訳ないです。そして、すごく悔しい。ゲームプランは辛抱強く、粘り強く守備をした上で、守りから攻撃を速くすることだった。守備はコンパクトだったけれど、少し受け身になってしまった部分はある。その時間帯に失点してしまった。もう少し前からいってもよかったと思う。攻撃の形はあっても、シュートまでいけない場面があった。ボールを奪った後は、もっと前への推進力を出さないと、得点は奪えない。残念ながら負けてしまったけれど、我々にはあと8試合残っている。今日、辛抱強く、粘り強く、我慢強く戦ったことを肝に銘じて、次は勝てるように一丸でやっていきたい。