高校サッカーの名門帝京(東京)が、プレミアリーグ初昇格を逃した。プリンスリーグ関東2位で参入戦に臨んだ帝京は9日の1回戦で関西1位の興国(大阪)に延長の末2-1で逆転勝ち。プレミア昇格をかけて中国1位の米子北と対戦したが、1-2で敗れた。

昨年の高校総体1回戦に続く、悔しい敗戦だった。開始1分にこぼれ球を拾われて失点した。1点を追って持ち味のパスサッカーで相手ゴールに迫ったが、強固な守りを崩せず。カウンターから追加点を許した。後半42分にPKでFW斉藤慈斗(3年)が1点を返した後も攻め続けたが、追いつくことはできなかった。

13年ぶりの出場と31年ぶりの全国制覇を目指した選手権は、東京都予選準決勝で国学院久我山に惜敗。すぐ「もう1つの目標」(FW伊藤聡太主将)のプレミアリーグ昇格に気持ちを切り替えたが、あと一歩及ばなかった。

日比威監督は「流れを持っていかれた」と振り返った。前半は0-0でもというプランだったが、いきなりの失点。相手の守備を崩せずに「米子北さんが素晴らしかった」と話した。

延長の激動から中1日。「疲れはあったかもしれない」と日比監督。これが初戦の相手に対して、ハードワークができなかった。初のプレミア昇格で「昇格した代というのを目指しています」と話していた伊藤主将も「いいパフィーマンスが出せませんでした」と疲れ切った様子で話した。

夏の高校総体で「10個目の星(全国優勝)」まであと1勝と迫りながら決勝で敗退。選手権は都予選も突破できず、プレミアリーグ昇格も逃した。復活の兆しは十分に見せたが、日比監督は「勝ち切れるようにならないと。また来年頑張ります」と話した。