鹿島アントラーズのGK早川友基(23)が26日、宮崎キャンプでオンライン取材に応じ、全試合での先発出場を目標に掲げ、守護神としての自覚と責任を口にした。明大から加入し、今季がプロ3年目。昨季は9月30日の第30節サガン鳥栖戦でスタメンをつかみ、5試合連続先発でシーズンを終えた。攻撃の起点となる両足のキック、シュートストップが持ち味で、今季は一層の飛躍が期待される。

早川は「個人的な目標ではリーグ全試合出場。そこに向かってやるべきことは何か、1つずつ考えながら取り組んでいる。34試合に出た後の結果、優勝がつかみ取れればいい。それが一番最高の形」と高い志を口にした。

今季は最終ラインに日本代表経験を持つDF植田直通、昌子源が加入。昌子は現在、離脱中で今回のキャンプで実戦の場に立っていないが、植田とは練習試合でともにプレーした。「細かいところでゲームを読む力、後ろに安定感をもたらすために何を優先すべきか整理されている。対人はもちろん強い。ゲームを読む力が求められる中で、そこの部分は信頼、安定感があってすごいと思っています」と全幅の信頼を寄せる。

昨季の5試合の先発経験を踏まえ「去年はチャレンジャーの意味で試合に出ましたが、今年は責任や覚悟を持って戦いたい。無失点で抑える、安定感をもたらす部分によりフォーカスしてやりたい」と決意を口にし「自分が失点しなければ優勝に近づく。チームを勝たせるためのパフォーマンスができれば優勝につながるので、そこに対して頑張っていきたい」と話した。