鹿島アントラーズのMF藤井智也(24)が10日、ホームでの12日アビスパ福岡戦(カシマ)に向けオンライン取材に応じ、好調の理由を明かした。

今季からサンフレッチェ広島から鹿島に加入し、4日の前節横浜FC戦では移籍後初ゴール。広島時代はウイングバックが主戦場だったが、鹿島では左右のMFでプレー。得点やアシストの結果にこだわりを持ち、持ち味のスピードを生かして攻撃にアクセントを付けている。

「去年は縦にしかスプリントができなかったが、今年から相手の背後、斜めに抜けられるようになってきて。スプリントでは成長できていると感じている。相手の嫌なタイミングと嫌なときに裏に抜けることができるようになった」と、スプリントの引き出しが増えたことを強調した。

チームは今季から、90分ハードワークできるフィジカル面の向上を掲げ、負荷具合を綿密に計算した練習メニューに取り組んでいる。藤井は「今年は、相手の前に入る時など、今のところ無理が利いているなと思う」と自身の体の変化を挙げ「毎日激しいメニューをして鍛えてる感じがする。試合に入ったときも、普段のフィジカルより全然しんどくないという気持ちで試合に入れている」と手応えを口にした。

12日には福岡と対戦する。相手は高さに強い守備が特長で公式戦3連勝と波に乗る。藤井は「ホームの試合なので勝ち点3を取ることが大事。向こうの得意な上でなく、下で崩せるように走りたい」と、得意の地上戦で勝負する覚悟だ。

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