セレッソ大阪のブラジル人アタッカー、FWカピシャーバ(26)が、23日のアウェー神戸戦で13試合連続で先発出場する。

ブラジルのクラブから移籍1年目の今季は、開幕当初こそ肉離れの故障で計算が立たなかったものの、先発に定着した6月3日名古屋戦でJ1初得点を記録。それ以降、左サイドの攻撃的MFとして絶対的存在になった。

「タイトルの可能性があるので、次の試合は大事になる。ベストを尽くしたい」

22日にオンラインで取材対応した助っ人は、真剣な表情で答えた。

170センチ、64キロと大柄ではないが、筋骨隆々でフィジカルが強い。俊足とドリブルを武器に、左サイドを駆け抜ける姿は、C大阪を象徴するまでになった。

現在20試合1得点という数字が示すように、ゴール前で何本もシュートを打つタイプではなく、FWレオ・セアラらへの決定機を演出する役目を担う。

「神戸は素晴らしいチームで、いい選手が集まっている。相手のマークが自分に2人来れば、他の仲間がフリーになったり、スペースができる。そしてチャンスになる」

6位C大阪は、首位神戸に現在3連勝中と相性がいい。C大阪が今回も勝てば、両者の勝ち点は4差に縮まり、逆転優勝の期待が高まってくる。