WEリーグ、アルビレックス新潟レディースのMF川澄奈穂美(38)と橋川和晃監督(52)が12日、WEリーグカップ決勝(14日、等々力)に先立ち、「WEリーグカップ決勝直前オンライン合同会見」に臨んだ。

対戦するサンフレッチェ広島レジーナからはDF近賀ゆかり(39)と中村伸監督(49)が参加。日体大-INAC神戸レオネッサ-日本女子代表でチームメートだった川澄と近賀は画面越しに再会し、両チームとも初タイトルが懸かる決戦に向けて火花を散らした。

 

川澄は会見後、WEリーグカップ開幕前に「決勝で会おう」と連絡を取り合っていた近賀が映るモニターに向かい、力強いガッツポーズを向けて優勝宣言した。「どちらも初タイトルが懸かるが、新潟もタイトルを取りたいという強い気持ちは1人1人がある。(新潟が)必ず勝って最後に笑い合いたい」。

2人は日本女子代表として11年にW杯ドイツ大会金メダル、15年W杯カナダ大会銀メダル、12年ロンドン五輪銀メダルを獲得してきた間柄。同じサイドでコンビを組むことが多かった近賀から「正確なクロスに注意。あとは嫌なところを突いてくる」と警戒されると、川澄は「みんなが疲れている時に走ったり声で鼓舞する選手」と近賀をリスペクト。「同サイドでマッチアップしないことが私にとって救いかな」と笑顔で続けると、同席した新潟・橋川監督から「(川澄を)左(ウイング)に置いてみようかな」と突っ込まれた。

今夏、新潟に加入し、右ウイングの定位置を確保。スピードに乗った突破と豊富な運動量、さらに冷静なプレーで攻撃をけん引。WEリーグカップ1次リーグ全5試合に出場し、決勝進出に貢献した。長い選手生活で何度も決勝の舞台を経験する川澄は「最後は気持ち。どれだけ相手より走れるか、体を張れるか、ゴールを取りたいか。そういった姿勢を90分間やり続ければ、必ず勝利の神様がほほえんでくれる」と初タイトル奪取に臨むチームメートを鼓舞していた。【小林忠】