川崎フロンターレMF遠野大弥(24)が古巣に強烈な恩返し弾を見舞ってチームを勝利に導いた。

1-2の後半22分から出場。FW小林悠のゴールで2-2とした直後の後半ロスタイム2分に決勝点を決めた。

小林の右クロスをFWゴミスが落とし、遠野が豪快なボレーシュートでゴールネットを揺らした。「バフェ(ゴミス)の落としが8割と言っても過言ではないですけど。まあ僕はただ、足を振るだけでした」と謙遜。バウンドしたボールにうまく合わせたスーパーゴールだったが、「ちょっとバウンドしていたけど、僕は得意なので、それを思いっきり振ることができました」とうなずいた。

20年に川崎Fに加入すると同時に、福岡に期限付き移籍。そこで11得点をあげるなど、大きく成長を遂げた。以来、福岡は愛着のあるクラブだが、3年連続で古巣相手に等々力でゴール。ゴール後は、両手を上げて相手にリスペクトを示した。「喜びたい気持ちは山々でしたけど、あの…やっぱり育ててくれたチームに、あの…えー…喜んだら、あのーまあ…そういう…」と相手を気遣った。

古巣相手に毎年決めていることについては「意識は本当にしてないんですけど、自分がやってきたことをピッチで表現するだけなので、(意識)した結果が、ああいった結果になりました」。

一度逆転されるも、再逆転。激しい打ち合いを制した。「1人1人諦めずに、途中から出た人も、ピッチに最初から出てた人も、諦めずにやった結果がこうなったので、本当に素晴らしい試合でした」と満足げに振り返った。