J2清水エスパルスMF乾貴士(35)が大一番での強さを発揮する。
25日のJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝はホームで山形と対する。23日は完全非公開で調整。報道陣もシャットアウトする厳戒態勢で集中力を高めた。元日本代表のベテランは今季10得点10アシスト。攻撃の核としてチームを引っ張ってきた。次戦も先発は濃厚で、「相手の勢いに負けない試合の入りをしたい」と、序盤から全開で臨む決意だ。
POは乾にとって初めての舞台。負けたら終戦の戦いは「緊張感がある」というが、過去には何度もビッグマッチを経験してきた。2018年のW杯ロシア大会では2得点。スペインリーグでも名門バルセロナに2得点を挙げるなど、大舞台で実力を示してきた成功体験がある。PO準決勝で萎縮する選手ではない。
勝てばJ1自動昇格が決まっていた最終節の水戸戦は痛恨のドローに終わった。乾は「サポーターを失望させてしまったので、取り返さなければいけない。もう1度僕たちを信じて応援してほしい」と共闘を呼びかけた。良くも悪くも、乾のプレーが勝敗の鍵を握る。その重圧も楽しみながら主役になる。【神谷亮磨】



