今冬の全国選手権に出場した静岡学園が、新チーム初の公式戦で圧勝した。静岡市立に対し11-0。前半だけで6得点を奪うと、後半も攻撃の手を緩めず5得点と、圧巻のゴールラッシュを見せた。前回大会優勝の浜名、県選手権準Vの藤枝東も順当勝ち。2回戦は14日に行われる。

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静岡学園の新エースがゴールラッシュの口火を切った。FW大木悠羽(2年)が前半だけでハットトリックを達成させ、4得点と躍動。新チーム初の公式戦で文字通りエースの役割を果たし、11-0の大勝に貢献した。

前半6分、左サイドから短いパスを受けた大木が、左足を振り抜き先制すると、同13分、17分にもたて続けにゴールを決めてチームをけん引。さらに5-0とした同28分、ゴール前の混戦を制してこの日、自身4点目を挙げた。「今日はたくさん点が取れ、落ち着いて決めることができた」と汗をぬぐった。

今大会の5日前に手渡されたユニホームの背番号は「9」。J1川崎F入りが内定している前エース・神田奏真(3年)から引き継ぐ形となった大木は「先輩のようにはなれないけど、チームのために多くの点を取ることはできる」と胸を張った。さらに「(背番号の)重圧は感じていない」とも話した。

小学4年から中学までJ2清水の下部組織に所属。ユース昇格の道もあったが「どうしても選手権の舞台に立ちたかった」と静岡学園に進んだ。豊富な攻撃バリエーションを持つ、点取り屋は「次も1戦必勝で頑張りたい」と、昨年準Vのリベンジを誓った。