J1アルビレックス新潟は17日、沖縄・比屋根で練習を行った。キャンプ3日目のこの日、午前は約1時間半、パスワークやハーフコートでミニゴール6つ、ボール4個を使った変則的な14対14のゲームを実施した。新潟在籍7年目のMF高木善朗(31)は初日から軽快な動きを見せる。既存のメンバー、新加入選手の特長をトップ下で生かし、生かされながら勝利につながるゴール、アシストと結果にこだわり、リーグ開幕戦から暴れ回る。
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雪の新潟市から約2240キロ離れた沖縄市で、高木が汗を拭いながら正確なシュートをゴールネットに突き刺す。午前9時から始まったキャンプ3日目の練習はボールを使ったメニューが中心。練習生を含めた14対14のゲームでは、相手が嫌がる位置でパスを引き出し、スムーズなターンから攻撃を仕掛けた。「今年はゴール、アシストと結果にこだわる。いい準備をしたい」と決意を示す。
自称“海洋生物マニア”。オフは旅行先のハワイで半年前から予約していたホエールウオッチングツアーに参加した。「90%の確率で鯨に出会えると…。見られるまで何度も船に乗せてくれると言うので2度乗ったが1度も見られなかった」と笑ったが、「ピッチで取り返します」。家族だんらんの時間を過ごして羽を休めたが、毎朝6キロのランニングは欠かさず続け、筋トレは例年より量を増やしてキャンプ地に乗り込んだ。「いい感じ。フィジカルテストもいい数値が出た」と手応えを実感する。
一昨年9月の試合中に右膝前十字靱帯(じんたい)損傷の重傷を負い、手術。長期離脱を強いられ、リハビリから始まった昨シーズンは18試合出場2得点にとどまった。その鬱憤(うっぷん)は今シーズンにぶつける。「開幕に向けて整える。まずはケガなく、キャンプの全メニューをこなしたい」。
92年生まれの高木と同じ「92年組」にはMF星雄次に加え、J1鳥栖からMF小野裕二が完全移籍で加入し仲間入りした。「刺激になる。裕二とは(年代別日本)代表活動以来十数年ぶりに一緒にプレーする。楽しみ」。1年を通して戦える体を沖縄で作り、ピッチ中央から攻撃をけん引し続ける。【小林忠】



