Renuovens OgasaFCジュニア(岩手1位)が、悲願の初優勝を飾った。準々決勝、準決勝をいずれも接戦で勝ち上がり、決勝でFC Grows(岩手2位)と対戦。谷琉生主将(5年)が先制の直接FKを含む2ゴールを決め、同県勢対決を2-0で制した。決勝に進出した2チームは、全国の強豪16チームによる決勝大会「JA全農チビリンピック2025」(5月3~5日、神奈川・日産スタジアムほか)の出場権を獲得した。

積み重ねてきた努力は、大一番で実を結んだ。決勝の第1ピリオド(P)10分。FKのチャンスを得た谷は「ここは自分は絶対に決める」と狙った。ゴールまでの距離は約15メートル。ピッチ右から左へ強い季節風が吹き付けていても「風が強い日だって毎日練習してきた」という自信があった。ゆったりとした助走から、右足の甲でこすり上げながらキック。ボールは相手GKの頭上を越えて、ゴール左隅に吸い込まれた。

一進一退の攻防が続いていたチームを鼓舞する鮮やかな先制ゴール。右腕を高々と突き上げて、仲間を鼓舞した。「準決勝で勝って全国大会に行けることになっても、ここで終わりじゃない。決勝、その先に全国での勝負がある」。全員で誓い合った団結力は揺るがない。パワーに勝る相手にDF陣が必死に体を寄せて食らい付き、試合の主導権を手放さなかった。連戦の疲れが色濃く出始めた第3P6分に再び、谷のミドルシュートで追加点。さまざまな角度や距離から連日キックを蹴り込み、ノートに記して検証し続けてきた成果が、大一番で花開いた。

柏レイソルとの業務提携を解消した09年以降、地域密着のジュニア育成に力を入れてきた“レノヴェンス”。この冬は寒波の影響で雪上や体育館での練習が続いていたが、中村司監督は「1番は楽しむこと。子どもたちは大会を通して実践してくれた。もっとビルドアップやボールをつなぐプレーができるように取り組みたい」と初の全国舞台を見据えた。ベガルタ仙台ジュニアが初出場で初優勝した13年大会以来、東北勢2度目の全国タイトルへ。新たな挑戦の扉を開けた。

 

▽準々決勝

モンテディオ山形ジュニア庄内(山形1位)2-0ブラウブリッツ秋田U-12(秋田2位)

Renuovens OgasaFCジュニア(岩手1位)1-0Br.ViBola(青森1位)

FC Grows(岩手2位)1-0ベガルタ仙台ジュニア(宮城2位)

モンテディオ山形ジュニア村山(山形2位)2-1アビラーション(福島2位)

 

▽準決勝

Renuovens OgasaFCジュニア0-0(PK3-2)モンテディオ山形ジュニア庄内

FC Grows2-1モンテディオ山形ジュニア村山

 

▽決勝

Renuovens OgasaFCジュニア2-0FC Grows

 

▽3位決定戦

モンテディオ山形ジュニア庄内1-0モンテディオ山形ジュニア村山

 

<副賞>

▼ニッポンエールフルーチェ福島県産あかつき桃(JA全農福島)

▼りんご「サンふじ・王林詰合せ」、青森県産米3銘柄パックごはんセット、野菜ジュース「果実彩園プラス」(JA全農あおもり)

▼岩手県産米「銀河のしずく」パックご飯、岩手りんごジュース詰合せ(JA全農いわて)

▼伊豆沼ハム・スモークハムとソーセージのプレミアムセット、ソーセージ彩りセット、4種のソーセージセット(JA全農みやぎ)

▼のむりんご(JA全農あきた)

▼山形県産米「雪若丸」パックごはん、山形りんご2025(JA全農山形)

▼インスタントごはん、カフェ・オレ(JA全農)

 

<主催>日刊スポーツ新聞社

<後援>日本サッカー協会、東北サッカー協会

<主管>東北サッカー協会4種委員会、福島県サッカー協会4種委員会

<特別協賛>全国農業協同組合連合会(JA全農)