セレッソ大阪FW北野颯太(20)が、早くも今季4点目を決めた。
これがクラブのJ1ホーム通算650ゴール目。今季開幕戦では、クラブのJ1通算1200得点目&今季のJリーグ第1号を決めており、愛称“桜のワンダーボーイ”は“桜のメモリアルボーイ”とも呼ばれそうだ。
得点場面は、両軍無得点で迎えた前半49分だった。DF畠中からMF喜田、FW中島へと連続で縦パスが通り、前線で中島が右から中央に折り返し、最後は北野が右足をダイレクトに振り抜き、美しい先制ゴールとなった。
喜田、中島、北野は3人とも下部組織出身。クラブが原点回帰する“育成のC大阪”をアピールする1発でもあった。
「僕もビルドアップ(攻撃の組み立て)に参加しようと思ったが、いい縦パスが(2本も)入って、中島選手がめちゃくちゃいい動きだしをしてくれた。僕は待っていただけ」
過去3年で4ゴールだったプロ4年目の北野は、開幕からわずか5試合で4得点。J1通算54試合8得点とした。
ただ、チームは相手のシュート9本に対し、多くの決定機を含む16本も放ちながら追加点は奪えず。後半40分に同点を許したのは、必然の流れだったかもしれない。
北野は「個人的には調子はいいが、チームを勝たせるゴールを取りたい。そういう立場やし、チームのことを考えている。負ける雰囲気はなかったけど、相手は1発で仕留めてくるチームで、自分たちは仕留められなかった。(現実に)向き合うしかない」と反省。
23年のU-20ワールドカップ(W杯)代表から、初のA代表入りへアピールを続けるが、それ以上にチームの勝利を渇望する。
C大阪はG大阪との開幕戦に勝利後、2連敗と2連続引き分けで4試合未勝利。今季ホーム初勝利もお預けとなり、5試合で勝ち点5の暫定11位と足踏み状態が続いている。
◆C大阪のJ1通算成績 335勝152分け334敗(ホーム184勝71分け155敗)。総得点1209(ホーム650得点)、総失点1211(同574失点)。
◆北野颯太(きたの・そうた)2004年(平16)年8月13日、和歌山・有田市生まれ。小4からC大阪U-12のエリートクラスに入り、U-15、U-18に昇格。高校1年の20年10月25日にJ3G大阪戦でクラブ史上最年少16歳2カ月で公式戦出場。高校3年進級前の22年2月に前倒しでプロ契約を結ぶ。準優勝した同年ルヴァン杯では高校生で史上初のニューヒーロー賞獲得。23年5月のU-20W杯では日本代表として松木玖生、高橋仁胡らと1次リーグ全3試合に出場。同年6月の神戸戦でJ1初得点をマーク。J1通算54試合8得点。172センチ、60キロ。



