業績不振の日産自動車が横浜F・マリノスの株式売却を検討している中、チームは1日、横須賀市内のクラブ施設で次節4日の柏レイソル戦(三協F柏)に向けてトレーニングを行った。
現在J1残留圏ギリギリの17位と苦戦しているが、前節で3連勝中だったFC東京戦に3-2と競り勝つなど、チーム状態は上向いている。冒頭15分ほどの公開だったが、MF喜田拓也主将、FW宮市亮らは時折笑顔を見せながらウォーミングアップ、パスアンドコントロールなどのメニューをこなした。
クラブの身売り騒動が世間の注目を浴びる中、練習後に取材対応した宮市は「僕らがやれることは何もないですし、何も決まっていない。上の出来事なので。僕らはサッカー選手として、週末にスタジアムに来てくれる人たちに最高のものを提供するだけです。それが僕らのやる仕事」ときっぱり。
小学生時代からマリノス一筋でプレーする喜田は「僕の口から言えることは何もないです。(選手たちに)動揺もないです。柏戦に絶対勝つ、クラブに誇りを持って戦う、それだけです」と、宮市同様にピッチに集中することだけを強調した。
現在4位の柏は簡単な相手ではない。ボール保持力に優れ、プレスをはがし両サイドから鋭く崩しにかかってくる。今季は5月14日のホーム戦で0-2と敗れ、9月上旬のルヴァン杯準々決勝でも2戦合計1-5と圧倒された。宮市が「絶対に負けられないし、やられっぱなしでは終われない」と意欲を口にすれば、喜田も「何回も負けるわけにはいかないので、いい準備をしたい」。
FC東京戦で3得点挙げたように、チームには両サイドからのクロスボールにFWだけでなく中盤からも飛び込む積極性が見えている。J1残留へ、アウェーとはいえ力強く勝ち点3を狙いにかかる。



