サッカー関東1部リーグ所属の南葛SCは16日、東京・葛飾区内でキックオフカンファレンスを開催した。4月に開幕する新シーズンに向け、風間八宏監督(64)が就任3年目となる今季はあらためてJFL昇格を強く誓った。

高橋陽一オーナー兼代表取締役社長はいつもの柔和な表情で「今シーズンはこれまで積み上げてきたものを爆発させるシーズンだと思っています。楽しくて強い南葛を僕もファンのみなさんと一緒に味わいたい」とゲキを飛ばした。

昨季は関東1部で15勝3敗ながら2位と優勝を逃した。それでも風間監督が標榜する攻撃サッカーの破壊力は抜群。18試合で52得点を記録した。その強みをさらに高みに持っていくため、メンバー29人が残り、さらに8選手が新たに加入した。

風間監督は「自分たちの形は明確にできているので、そこをさらにバージョンアップする。どんどん変化をできる選手を集めてここまでトレーニングしてきた。今までにないくらい選手の意識が高い。特に自分たちで脳を操るということをテーマにやっています。脳が動かないと体が動かない。そこのところで良いもの、悪いものを見分ける脳にしなければいけない。今年始まってずっとトレーニングしてきて、体の動かし方、ボールの扱い方、相手の扱い方もどんどん良くなって、おもしろい選手たちが今、変化してくれていると思います。このままもっともっとお客さんが見たいというサッカーをしっかり作って、全員でおもしろいものを見ていただくところに集中している」と自信を口にした。

JFLへ昇格する上で、今季は追い風も吹いている。シーズン移行に伴い、昇格チームは2チームへと増えた。昨季は昇格決定戦となる地域チャンピオンズリーグ優勝1チーム、2位となったチームはJFLの降格圏チームとの入替戦があった。つまり「1・5枠」だったものが「2枠」へと0・5枠広がった。

岩本義弘GMは「これって、たった0・5枠と思われるかもしれませんが、実際そこのところでボンズ市原さんとが2回入替戦で敗れて2年足踏みしていることを考えると、これは大きい変化なんじゃないかと思います」とチャンスと捉えた。

その上で「2026年の目標は関東リーグ1部優勝、地域チャンピオンズリーグ出場と、そこで2位以内に入ってJFL昇格ということは明確です。ただ数字的なことだったり、結果を先に目標にすることは、本当は風間監督のサッカーにまったく合わなくて。風間監督が常々言っていることは、とにかく1日1日成長する。相手を圧倒する。自分たちのスピードをどんどん上げていくというところです。これを突き詰めた先にJFL昇格という結果が見えてくると思っています」と力を込めた。【佐藤隆志】