日本サッカー協会(JFA)は17日、都内で、日本財団と連携協定締結の記者会見を行った。
出席したJFAの宮本恒靖会長(49)はスポーツの持つ可能性について熱弁し、「サッカーで未来をつくる。この国でサッカーの存在をもっと大きなものにしたい。スポーツは社会インフラ。スポーツには人と人とを結びつける力がある」などと語った。
日本財団とは「子どもたちの未来を守ること、地域のつながりを作ること」という2つの共通目標があると明らかにし、「この両団体が力を合わせることで、社会により大きな価値を生み出すことができると考えています」と話した。
未来を担う子どもたちが希望を持ち挑戦できる社会づくりを継続することを目的に包括連携協定。JFAは、子どものいじめや自殺が社会問題となっていた06年に「JFAこころのプロジェクト」を立ち上げて、07年から各地の小学校で「夢の教室」を開催するなどの取り組みをしてきた。
プロジェクト発足から20年が経過した現在、日本の子どもの自己肯定感は他国の子どもたちのそれに比べて低いという調査結果が出ているほか、運動をする子どもとしない子どもの二極化が進み、それによって体力レベルの差が生じていることも新たな課題に上がっている。それらの課題解決のため、JFAは25年に「子ども未来プロジェクト」を立ち上げ、同財団の助成を受けて「ゆめのたねの教室」や「キッズピッチ」の設置など、さまざまな活動を行ってきた。
今回の包括協定により、これまでの活動や両者の強み・リソースを生かした取り組みをさらに加速させ、拡大していく。会見には、日本財団の笹川順平理事長のほか、社会人野球、茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美監督、日本フィギュアスケーターズ協会の小塚崇彦代表理事、JFAリスペクト委員会防災・復興支援部会部会長の永島昭浩氏も出席した。【佐藤成】



