J2に降格した東京の村林裕社長(57)が21日、都内のクラブハウスで辞意を表明し、来年1月31日付で退任することを発表した。「J2降格が理由の中にないとはいえないが、05年以降、来場者数は伸びず、年間チケットも増えず、クラブサポートメンバーも目標に達せず、経営陣を一新したいと判断した」と、他の常任取締役2人も退任することを明かした。村林社長は7月には後任者を選定するよう東京ガス側に伝えており、「9月に城福に解任を告げたときに、年末で、という気持ちはあった。あの日のことは忘れない」と城福浩前監督を解任せざるを得なかったことも理由の1つであることをほのめかした。来年2月1日から、東京ガス硬式野球部監督などを務めた阿久根謙司(49)氏が新社長に就任する。