サッカー女子のプレナスなでしこリーグで4連覇が極めて厳しい状況のINAC神戸は25日、17日にミャンマー女子代表監督を退任した熊田喜則氏(53)の監督就任を発表した。

 契約期間は来年1月25日まで。11月3日の岡山湯郷戦(富山)が初采配となる。

 福島県出身。高校や大学などで豊富な指導経験を持つ。ミャンマー女子代表との試合などで交流があったことから白羽の矢が立った新監督は、神戸市内での練習試合を見て「逆境で結果を出す自信はある。(実際に見て)イメージもつかめた」と話し、リーグ戦の巻き返しと皇后杯全日本女子選手権での優勝を目標に掲げた。

 INAC神戸はリーグ戦で4試合を残して首位浦和と勝ち点10差の5位と苦戦する。前田浩二監督は成績不振により10月15日付で辞任した。