先月5日に行われたドイツ・スーパー杯は、PK戦の末、バイエルン・ミュンヘンがドルトムントを倒し、今季最初の公式タイトルを獲得した。しかし、この試合の陰で生まれたある物語は、まだまだ延長戦の最中だ。
ドイツ・スーパー杯が開催された翌週、これを観戦に訪れていたドルトムントファンのティム・ビーマーさんが、SNSサイト「フェイスブック」の同クラブ公式ページに、人探しを依頼する文章を書き込んでいる。
それによると、ビーマーさんが探している人物の座席は「北側ゴール裏76ブロック37列目42番」。投稿の理由は、「プリシッチのゴールでドルトムントが先制した際、喜びのあまり僕はキミに抱きついてしまったが、オバメヤンの2点目が決まった時には、キミのほうから僕の首元に飛びついてきた。そしてPK戦でキミが僕の手を握ってきた瞬間、僕の心は燃え上がり、すっかり支配されてしまったんだ!」ということらしい。
当初、ビーマーさんは名前や電話番号を尋ねる予定だったそうだが、試合後その女性は足早に去ってしまい、また敗戦の落胆からビーマーさんは「(名前や電話番号を)聞き忘れた」という。ちなみにこの書き込みは、現在2300以上のフェイスブックユーザーにシェアされている。
地元紙「ルールナハリヒテン」の取材に対し、ビーマーさんは「なんとなく手がかりはつかめそう」としながらも、「まだ見つかっていない」とコメント。さらに同紙の当該記事にはビーマーさんの個人メールアドレスまで掲載されており、彼の気持ちが本物であることはどうやら間違いない。この話について受け取り方は人それぞれだが、念のために記しておくと、彼の投稿には「拡散したよ」、「幸運を祈る!」、「なんてラブストーリーだ」といった好意的なコメントが多数寄せられている。
ドルトムントのクラブキャッチコピーは“EchteLiebe(真実の愛)”。果たしてドルトムントファンの彼は、その言葉通り、真実の愛に辿りつくことができるだろうか。


