ドルトムントのペーター・ボス監督について、6日の独紙ビルトは「ただの意見の不一致?」との見出しで、以下のように報じた。

 ボス監督は1つほかの人にはなかなかできないことができる。負けた時でも落ち着いて親切にテレビインタビューに答えることができる点だ。だが、彼はドルトムントの広報部長ではない。監督だ。

 ブンデスリーガ開幕7試合で6勝1分けと好スタートを切ったドルトムントだが、その後不振に陥った。4日のBミュンヘン戦を1-3で落とすと3位に順位を下げ、勝ち点でライバルのシャルケと並ばれた。3週間前にはBミュンヘンに勝ち点5の差をつけてまだ首位だった。

 ボスは「例えば自分たちの守備を見ると、このレベルではあってはならないことだ」と話す。

 ボスがドルトムントの監督となって122日がたったが、すでに1つの質問が挙がっている。ボスとドルトムントは最終的に意見の不一致に終わる?

 代表取締役ハンスヨアヒム・バッツケは「監督の背中を支えるのは必要ではない。すでにしっかりとあるものだからだ。ペーター・ボスはすべて試している。今必要なのはほんの少しの幸運だ」とコメント。チームマネジャーのミヒャエル・ツォルクは「全体的に前半は守備で掌握できていなかった。後追いばかりで受け身すぎた。攻撃では自分たちのチャンスをまた生かしきれなかった」と話す。

 ドルトムントは代表ウイークの中断期の後、シュツットガルトとのアウェー戦、欧州CLトットナム戦、そしてシャルケとのダービーが待っている。そこでも上昇気流に乗れなければ、ボスと意見の不一致に対する答えは出る。それは「ヤー(はい)」だ。