ヘタフェは11日、大雪の影響を受けて10日から延期されたスペインリーグ第18節で、エルチェとアウェーで対戦する。加入したばかりの日本代表MF久保建英(19)について、スペイン紙マルカがベンチ入りを予想した。

ヘタフェは移動の安全性を確保するため、10日にエルチェ戦の再延期をラ・リーガ(スペインリーグ)に要請していた。しかし、同紙によるとそれが却下され、試合が予定通り11日午後7時(日本時間12日午前3時)から開催されるため、チームがすでにマドリードの空港近くのホテルに宿泊しており、試合当日の11日午前中、飛行機でエルチェ近くの町アリカンテに移動すると報じている。もし大雪の影響により空港閉鎖が続く場合、電車移動に変更するとのことだ。

マルカ紙はボルダラス監督がエルチェ戦に向け、新加入の久保とアレニャをベンチ入りメンバーに含めると予想した。アレニャはすでにチームで練習を実施している一方、久保は雪の影響により、まだ1度もチームでトレーニングを行っていない。しかしボルダラス監督が久保を気に入っているため、招集メンバー入りさせる可能性が高いと見ている。

また久保の背番号について、マルカ紙がビリャレアル時代と同じ16番と伝えている一方、ラ・リーガの公式サイトでは5番と記されている。

久保はエルチェ戦で招集メンバー入りした場合、ヘタフェ移籍決定前のビリャレアルでレバンテ戦、サモラ戦で招集外になっていたため、3試合ぶりに公式戦でベンチ入りすることになる。

久保の最後の公式戦出場は昨年12月16日のスペイン国王杯1回戦レイオア戦、最後のリーグ戦出場は12月13日の第13節ベティス戦、最後のベンチ入りは12月30日の第16節セビリア戦となっている。

同紙はエルチェ戦の先発メンバーについて、システムはいつも通りの4-4-2で、GKジャニェス、DFはダミアン・スアレス、ジェネ、カバコ、マティアス・オリベラ、MFはニョム、マクシモビッチ、アランバリ、ククレジャ、FWはマタ、アンヘルになると予想した。

エネス・ウナルが故障、昨季久保と一緒にマジョルカでプレーしたクチョ・エルナンデスが出場停止で招集メンバー入りできない予定である。

ヘタフェのリーグ成績は16試合4勝5分け7敗の勝ち点17で暫定17位。対するエルチェは15試合3勝7分け5敗の勝ち点16で、暫定ながら降格圏内の18位となっている。

(高橋智行通信員)