ビデオゲーム開発大手の米エレクトロニック・アーツ(EA)社と国際サッカー連盟(FIFA)とのライセンス(肖像権)契約が今年で終了し、新たな契約にも合意することができなかった。そのため超人気サッカーゲーム「FIFA」は今後、製作されないことになった。AP通信が報じた。

30年近く「FIFA」を作り続けてきたEA社は、23年からは「EA Sports FC」の名前でサッカーゲームを販売するという。FIFAはこれまでEA社から肖像権で年間1億5000万ドル(約195億円)を得ていた。

EA社はFIFAとの契約は終了するが、プレミアリーグやスペインリーグなど各リーグ、欧州サッカー連盟(UEFA)とのライセンス契約は継続される。リバプールやパリ・サンジェルマン、レアル・マドリードなど各クラブやリーグはツイッター等で「EA Sports FC」をサポートする姿勢を見せている。