J1鹿島などで指揮を執った石井正忠監督(56)率いるタイ(FIFAランキング113位)はウズベキスタン(同68位)に1-2で敗れ、52年ぶりの8強入りはならなかった。
自国開催で3位に入った1972年大会以来の準々決勝進出を狙ったタイだったが、序盤から押し込まれた。前半37分に左サイドバックで先発した主将のDFティーラトンが背後を突かれ、MFトゥルグンボエフに胸トラップから左足ボレーシュートを決められた。ここまで好セーブを見せていたGKパティワットの股の下を抜かれた。1次リーグを3試合連続無失点で勝ち上がったが、これが今大会初の失点となった。
後半開始からJ1北海道コンサドーレ札幌に所属するMFスパチョーク(25)と、ベルギー1部ルーベンでプレーする弟のFWスパナット(21)が出場。石井監督は兄弟同時投入で巻き返しを狙った。
すると後半12分、兄スパチョークの右足が輝きを放つ。左サイドからドリブルで中央に切れ込み、FWスパチャイにパス。そのリターンパスをペナルティーエリア外から右足ダイレクトでコントロールシュート。カーブのかかったボールはゴール右隅に突き刺さった。
そこから勢いに乗るかと思われたが、後半20分に再び勝ち越しを許す。左サイドから細かくパスをつながれ、最後はFWファイズラエフにペナルティーエリア手前から右足を振り抜かれて2失点目を喫した。
石井監督は昨年11月に就任し、2026年FIFAワールドカップ(W杯)出場を最大の目標に据える。出場チーム数が32から48に拡大され、アジアの出場枠も8・5枠に増えるが、アジア杯での8強入りは逃し、2大会連続ベスト16で姿を消した。

