【30日アルラヤン(カタール)=佐藤成】E組2位の韓国(FIFAランキング23位)が、F組首位のサウジアラビア(同56位)との死闘を制して8強入りを決めた。

元ドイツ代表のクリンスマン監督率いる韓国と元イタリア代表のマンチーニ監督率いるサウジアラビアによる決勝T1回戦屈指の好カードは、延長戦を経ても決着が付かず、PK戦に。4-2で韓国に軍配が上がった。120分超の激闘を終えたクリンスマン監督は「とてもとても難しいゲームだった。サウジアラビアはとても良いチームだった。全てのエネルギーを注入した」と笑顔で振り返った。

PKを2本止めてMOMに輝いたGK趙賢祐は、「PK練習をたくさんしたから自信はあった。とても幸せだ」と喜んだ。

会場は、カタールの隣国サウジサポーターが大半を占め、韓国はアウェーの雰囲気での戦いを強いられた。

エースMF孫興民(トットナム)やMF李康仁(パリ・サンジェルマン)らを並べた韓国は、相手に合わせて今大会初めて5バックのシステムを採用し、手堅い試合となった。

後半開始すぐに試合が動いた。韓国は、ゴール前で相手FWに一瞬の隙を突かれて先制点を許した。その後、猛攻を仕掛けるも、大応援団のサポートを背に踏ん張るサウジ守備陣を崩せなかったが、最後にドラマが待っていた。後半ロスタイム9分にFW曹圭成がヘディングで同点弾を押し込み、試合を振り出しに戻した。

試合は延長戦に突入。互いに決定機を迎えるも決めきることができず、PK戦で決着をつけることに。3、4人目を外したサウジアラビアに対して、韓国は4人連続で決めて4-2で勝利した。