アトレチコ・マドリードのシメオネ監督(56)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)敗退後、「彼らの頑張りによりバルセロナやアーセナルと素晴らしい戦いができた」と選手たちに感謝を述べた。
Aマドリードは5日にアウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝第2戦でアーセナルと対戦した。試合開始から相手にボールをキープされ、我慢の時間が続き、前半終了間際にトロサールのシュートをGKオブラクが弾いたボールをサカに押し込まれ、先制点を許した。後半、同点ゴールを狙いにいくが最後までアーセナルの堅守を崩せず、0−1(2試合合計1−2)で敗れ、初優勝の夢がついえた。
試合後、シメオネ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。アルゼンチン人指揮官はまず、アーセナル戦について、「我々が敗退したのは、相手がそれに値するプレーを披露したからであり、前半を圧倒的な強さでスタートしたからだ。チームが持てる力をすべて出し切ったので、私は穏やかな気持ちだよ。第1戦は勝つチャンスがあったが、決定力を欠いていた。今日は前半、守備面が改善されたものの、攻撃は少なかった。後半はより良くなったが、有利に働かない場面もあった」と分析した。
続けて、「我々は誰も想像しなかったところまで到達し、非常に優れた相手と対戦し、自分たちの武器を生かし、できる限りの戦いをした。サポーターや選手たちに感謝しているし、私が今いる場所を誇りに思う。プレシーズン中に『我々は戦っていく』と宣言し、それを実行できた。残念ながら何も勝ち取れなかったが、勝つのが簡単ではない場所にたどり着けた」と語っていた。
グリーズマンに対するPKの可能性のあった場面については、「あのような単純明快なプレーに言及するつもりはない。あれは非常に明らかなものだった。そして、プビルのファウルについては、誰もがファウルだったと理解していたし、あの場面では主審の判定が正しかったと皆が思っていた。言い訳になるのでこれ以上触れるつもりはないし、何に対しても言い訳したくない」と返答した。
アーセナルの終盤の時間稼ぎについては、「いや、あれもサッカーの一部だ。あの時間帯では、誰もが時間が早く過ぎることを望んでいると皆が認識している。アルテタの仕事ぶりは非常に素晴らしく、それを支えるだけの経済力もある。彼らが長年にもわたって取り組んできた努力が報われたのでうれしいよ」と相手の功績をたたえた。
最後に、今季終了後に退団するグリーズマンや戦い抜いた選手たちについて、「心から感謝しているよ。彼らの頑張りによりバルセロナやアーセナルと素晴らしい戦いができた。アントワーヌについては、彼の長年の努力に人々が報いてくれることを願っている。そしてコケのプレーも素晴らしかった。選手たちが競い合ってくれていることに感謝している。我々は誰よりも勝ちたいと思っているが、力が及ばなかった」と言及した。(高橋智行通信員)

