[ 2014年2月12日7時29分 ]メダルを逃し、目に涙を浮かべながら引き揚げる高梨沙羅(共同)<ソチ五輪:ジャンプ>◇11日◇女子ノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)

 優勝候補に挙げられてきた高梨沙羅(17=クラレ)が、2回合計243・0点で4位にとどまり、メダルを逃した。

 1回目に100メートルをマークし3位。2回目に逆転を狙ったが、98・5メートルと飛距離を伸ばせず、逆に順位を落とした。昨季、W杯個人総合を制し、今季も13戦10勝とまったく死角がないように思えたが、大舞台で力を発揮できなかった。

 高梨は「今まで多くの人に支えられてきたので、感謝の気持ちを伝えられたらと思ったけど、そこまでいい結果を出せなかったのは残念です。納得いくジャンプができなかった。自分がまだ甘いということ。もっと練習して完璧なジャンプを目指したい」と声を振り絞って振り返った。

 伊藤有希(土屋ホーム)は7位、山田優梨菜(長野・白馬高)は30位。カリーナ・フォクト(ドイツ)が初代女王になった。