“最強市民ランナー”川内優輝(31=埼玉県庁)が、静岡で躍動した。第1回大会優勝者の伊藤太賀(32=スズキ浜松AC)との大会史に残るデッドヒートを制し、2時間13分41秒で初優勝。第6回大会を初出場で制した。35キロ過ぎからは一進一退の攻防だったが、38キロ過ぎから徐々に伊藤を引き離した。小学生の部では、沼畑晃成(金指小6年)と小川志生(しき=和地小5年)が、2連覇を果たした。

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総合男子4位の土橋晋也(27=アスリーツ・ラボ)が一般参加選手の最上位に入り、今年12月の台北マラソン(台湾)招待出場の権利を得た。昨年の前回大会は、北海道大の医学部生として参加。暑さに苦しみ大学生の部6位(総合34位)だったが、今年はタイムを15分以上縮め、リベンジした。

現在は札幌市内の病院に研修医として勤務。「悔しさを胸に1年間練習してきた。ぜひ台北にも行きたい」と意気込んだ。