昨年大会で東海大を初優勝に導きMVPを獲得した小松陽平(4年=北海道・東海大四高)が、8区で悔しい区間賞(1時間4分24秒)となった。

2分1秒差で1位を走る青学大を追って平塚中継所をスタートしたが、その差を縮めることができない。区間新記録を樹立した自信ある8区だったが、最後の1キロでは苦悶(くもん)の表情も浮かべた。戸塚中継所に飛び込んだが、青学大との差は2分。「1秒しかつめられず申し訳ない」「自分の走りがちゃんとできなかった」と涙声で振り返った。

青学大との3分22秒差を追って芦ノ湖を走りだした。両角監督は9区を終えて1分以内なら逆転できるともくろんでいた。MVPの走り再現で、一気に差を詰めたかった区間で、思うような結果は得られなかった。