鉄紺の2人でオリンピックの舞台へ-。20年東京五輪の男女の20キロ競歩代表選考会を兼ねた日本選手権を翌日に控えた15日、神戸市内で会見が行われた。

昨秋の世界選手権6位に入った東洋大3年の池田向希(21)は「順調に仕上げてることができた。最大限の力を出せば、おのずと結果はついてくる」と語った。

今大会で優勝すれば、五輪の切符を得られる。東洋大の寮を出発前。男子50キロ競歩で東京五輪代表に内定している同級生の川野将虎に見送られた。そして「しっかり決めてくれ」と激励された。切磋琢磨(せっさたくま)し、先に五輪を決めた同級生から託された思いも胸に歩く。世界選手権金メダルの山西、6連覇を狙う高橋らも出場する。