山梨学院大のケニア人留学生、P・オニエゴ(3年)が、4区(20・9キロ)で1時間2分15秒の区間賞に輝いた。箱根おろしの向かい風にも負けず、終始安定したピッチを刻み、同区間で首位に立った創価大・嶋津雄大(3年)を34秒上回った。

「風が強くてきつかったが、いい走りができた。トレーニングの成果が出せた。NO・1はうれしい。来年はもっと頑張りたい」

照れくさそうな笑顔を見せたオニエゴは、2年ぶり34回目出場の山梨学院大にとって11人目の留学生。予選会でチームトップの1時間2分7秒をマークし、全日本でも7区3位と安定した走りを見せていた。チーム順位を19位から上げることはできなかったが、蓄えてきた力を箱根路で発揮した。